坂口昭子ピアノコンサートの波紋

 坂口昭子ピアノコンサートの波紋が、地球の向こう側、英語の世界から押し寄せてきた。
 昨日の日記の記事を見て、スコットランド在住のウマさんからメールが来た。ウマさんは私と同期の竹馬の友であり、英会話エコーリンガルの創立者・キャロライン女史の夫君である。もちろん、坂口女史とも古いつきあいである。

 ウマのメールを下に引用する。

 「大阪の●●●●」は失礼なピアニストです。ウマもいつの日かピアノを習い、彼女に対抗しようと、かなり以前からライバル意識を燃やしていた。いつだったかアラントンに現れた彼女、ウマが依頼していたショパンの楽譜2曲分を日本から持ってきてくれた。それはいい、有り難い。しかしそのあとがイカン。颯爽と二曲とも弾いたあとの発言がケシカラン。
 二曲を比べ、「ウマ~、こっちの方がだいぶやさしいからこっち練習しとき~」。
 完全になめられた。ちっくしょー。

 ほおー、そういうことがあったか。
 私は、幼い頃から音楽とは無縁の生活をしてきた。友人のウマが、ギターを弾き、ピアノを弾き、ジャズを語るのを聴き、常々彼の音楽趣味には尊敬の念を抱いていた。
 そのウマを、坂口女史は、赤子のように扱っていたのか。一昨日のコンサートで女史のピアノの技量に驚いたのだが、畏友ウマをもへこませていたとは・・・。
 エコリンのボス坂口はスゴイ!

 ところでウマさんよ、「ちっくしょー」と思うのであれば、一念発起して、せめて坂口女史の足下近くにまで到達できるぐらいにピアノの技量を磨いてはどうか。このままでは、痩せウマの遠吠えにしかならんのではないか。坂口女史に対して「ライバル意識」ねえ、あっはっはっ!
 私は今の今まで、「ライバル」とは、同じ土俵で力量を競い合う者同士を言うのだとばかり思っていた。これは早速、広辞苑を調べて見なければなるまい。あっはっはっ!
 
 それに大体、君は、女性に対する尊敬の念が少し薄いのではないか。エコーリンガルの校長たる坂口昭子女史に対して、言葉遣いがもう少し何とかならないものか。君こそ、「失礼な」痩せウマピアニストではないのか。
 「大阪の●●●●」は、許すとしよう。しかし、「ちくしょー」はないだろ、「ちくしょー」は。
 甘い顔してたら、ほんとにコイツは、ふてえヤローだ。(あっ、いけない、言葉遣いが・・・。)

昌原容成