Oxford Reading Treeを使ったレッスン

『よむ・かく』水曜日クラスでは小学校低学年を対象に、Oxford Reading Tree(以下ORT)を使っています。ORTはイギリスの小学校80%以上が国語教科書として使っているリーダーズで、レベルはステージ1からステージ9まであり全部で180冊もあります。

さてどれから手を付けたものかと毎回悩むところですが、このクラスにはDecode and DevelopシリーズのStage 2を選んでみました。水曜日クラスはフォニックスの定着率が大変良く、ここから彼らの読む力向上に大いに期待がもてます。そこで彼らが自力で音読ができ、読める!という自信がつき、次につながりそうなものを選んでみました。結果大成功です。各本一話完結で、おもしろい仕掛けが色々なページに仕組まれており、わたしもこどもたちも大いに楽しんでいます。

奇妙な卵 The Odd Egg (ORT stage 2)

英検1級レベルの単語もへっちゃら

The Odd Eggは、こどもに人気のある一冊です。おかあさんが卵をファームで買って、みんなで卵をおうちへ持って帰り孵化させるというお話です。卵を買って孵化させるということに、こどもたちは興味をもったようです。

She got an incubator to put the eggs in. 何気なく出てきたincubatorというコトバをあっさりと覚えてしまいました。incubate (孵化する)は、英検1級でたまに出る単語だそうで、weblioではレベル13(特待生レベル)と出てきますが、こどもたちにとってこんなことはどうでもいいことですね。

どれが難易度が高くてどれが低いかということを意識することなく、出てきたものは出てきた順にとりあえず覚えていく、そして面白いと感じたものは努力せずして勝手に覚えていく。これが子供期の絵本を使った英語学習の強みですね。