幼児はみな天才

最近のテレビで面白いのは、さんまが司会して各界の研究者が知見を述べる「ホンマでっか」という番組。

そこによく出演していらっしゃる脳科学の研究者・澤口俊之先生の著書『幼児教育と脳』をおもしろく読み終えた。

ピアジェが指摘したように、天才とは幼いときの「柔軟性を比較的長いあいだ保持することができた人だと言えるかもしれない。しかし、それなら、程度の差はあれ、すべての人は同様な性質をもっていることになる。その意味で、「人はみな天才だ」というべきかもしれない。
(澤口俊之著『幼児教育と脳』文春新書、平成11年、P.88)

人はみな天才だ、とりわけ、子供はみな天才だ。

その天才少年少女たちが、成長するにつれ、天才であったことを忘れ始める。その果てが、私たちというわけか。

ああ、子供たちよ、幼い頃から、なんとかその天才を維持する道を歩み給えと祈るほか無い。
祈っていても、しょうがないから、教育しなけりゃなりませんね。
つまり、天才を忘れてしまった僕たちのようになるんじゃないよといって教育するわけか・・・。

多少なりとも、エコーリンガルが、そのお役に立てることを、私は祈りたい。

昌原容成