PISA読解男女別スコア 読解は女子がダントツ?!

PISA(Program for International Assessment)は世界中の15才の生徒の学力を調査する国際的評価プログラムです。
PISAは第1回目が2000年(32カ国参加)、2003年(41カ国参加)、2006年(57カ国参加)を経て、今回は第4回目2009年(65カ国参加)です。
その2009年の結果が昨年(2010年)末に発表されています。

読解力は男女差が最も大きい

数学的リタラシー、読解力、科学的リタラシーの3つの能力分野に加え、問題解決能力が成績評価の対象ですが、その中の読解力は男女差がもっとも大きい部門だそうです。

OECD加盟国すべてにおいて毎回女子が男子より良い成績を収め、2006年は、12カ国において女子の点数が男子の点数より50点以上高かったという結果が出ています。

2009年、PISA読解、日本の男女別平均得点は次のとおり。
男子501点、女子540点。その差39点で女子の勝ち。

OECD加盟国の平均でも男女差は同じ39点差で、日本の男女差は諸外国と同等です。
OECDによると、39点差は「学校教育1年分に相当する」のだそうです。

得意なものは大抵やっていて楽しいはずですので、女子はもっともっと読み上手になりましょうね(*^^)v

日本の読解力は全体的に少し向上しています

読解力世界ランキングでは、日本は2000年の8位から、14位(2003年)、 15位(2006年)と順位をどんどん下げていましたが、今回(2009年)は 8位と順位を回復しています。

読解力の平均得点は、498点(2006年)から522点(2009年)へと、24点上昇。

読書に熱中するこどもたちが増えている

英会話のエコーリンガルでは、待機中の子供たちのために日本語の本を置いていますが、そういえば最近読書に熱中する小学生が増えてきたように思います。ちょっと読んだら止められなくなって本を借りて帰る子供もたくさんいます。同じ本を何度も借りる子供も数知れず。

学校の先生のご努力のお陰でしょうか、家庭教育の賜物なのでしょうか、本好きな子供が確かに増えてきているようです(*^^)v

読解力は小さな頃からの読書習慣が鍵。男子もたくさん本を読んでね。

坂口昭子